女性ホルモンサプリの選び方

バスト

美肌や美ボティ、健やかな体と心を作るために大切な女性ホルモン。しかし、35歳くらいからは女性ホルモンは徐々に減少していくという性質があります。女性ホルモンが減ると、体調やメンタルが不安定になりやすくなってきます。そこで最近人気が出てきているのが女性ホルモンサプリ、女性ホルモンを増やすサプリメントです。忙しい生活の中で、健康と美容をサポートするアイテムとして取り入れ始めている方も多いのではないでしょうか?

女性ホルモンの性質やサプリメントの特徴などについて詳しくご紹介します。

女性ホルモンって何?

卵胞を成熟させたり、子宮内膜を厚くして妊娠に備える

女性らしい丸みをおびた体を作る

自律神経を整える

骨を丈夫にする

基礎体温を下げる

プロゲステロン(黄体ホルモン)

「黄体ホルモン」とも呼ばれ、妊娠に備えて子宮の状態を整えたり、体にエネルギーをため込もうとするホルモンです。プロゲステロンは、排卵後から次の月経が始まるまでの間に分泌されます。この時期には基礎体温は高くなります。精神的に不安定になりやすい傾向があります。肌荒れしやすくなったり、少しイライラしやすくなったりします。

プロゲステロンの働き

子宮内膜を維持する

乳腺を発達させる

体に栄養や水分を蓄積する

基礎体温を上げる

女性ホルモンが乱れるとどうなるの?

美容だけでなく、健康にも大きな関わりを持つ女性ホルモン。この女性ホルモンのバランスが乱れると、さまざまな症状を引き起こします。以下に主な症状をご紹介します。

生理不順

正常な生理周期(28日から35日周期)からずれて、生理周期が長い・短い、月経時の出血量が多い・少ないといった異常が現れます。ずっと順調だった生理が突然来なくなったり、ダラダラと出血が続く場合も生理不順の可能性があります。

PMS(月経前症候群)

ホルモンバランスの乱れは、精神的・身体的な不快症状を引き起こします。イライラ、不定愁訴、集中力低下、やる気低下などの精神的症状、腹痛、腰痛、頭痛、肩こり、便秘などの身体的症状が起こります。

生理痛

頭痛や腰痛といった生理痛の症状も重くなります。生理中に分泌されるプロスタグランジンというホルモンには、痛みや炎症を起こす作用があります。このホルモンが通常以上に分泌されると、強い生理痛を引き起こします。

不正出血

ホルモンバランスの乱れにより、子宮内膜が刺激されて一部が剥がれることがあります。剥がれたものが体外に排出されてしまうので、生理でもないのに不正出血が現れてしまいます。

自律神経失調症

ホルモンバランスが乱れると自律神経失調症にかかりやすくなります。また反対に自律神経の不調からホルモンバランスが乱れてしまうこともあります。この結果、イライラ、のぼせ、冷え、頭痛、肩こり、立ちくらみ、動機、めまい、倦怠感、不眠などの症状を引き起こします。

不妊

ホルモンバランスが乱れると、妊娠しにくくなります。エストロゲンの分泌量が少ないために十分に卵胞が育たずに排卵が起こらなくなる、あるいはプロゲステロンが少ないせいで着床しづらくなるといった症状があらわれやすくなります。

更年期障害

加齢によりエステロゲンの分泌が減少すると、ホルモンバランスが乱れます。その結果ほてり、ホットフラッシュ、発汗、めまい、不眠など、体に様々な不調が現れます。

肌荒れ・ニキビ

ホルモンバランスが乱れて女性ホルモンの分泌が減少すると、皮脂の分泌を活発にする男性ホルモンが過剰に分泌されます。その結果毛穴がつまりニキビや肌荒れが出来やすい状態になります。

女性ホルモンバランスが乱れる原因

女性の身体はとても繊細で、ほんの少しのことですぐにホルモンバランスを崩してしまいます。
私たちを取り巻く環境にある原因についてみていきましょう。

ストレス

女性ホルモンのバランスを保つためには、ストレスは大敵です。脳の視床下部はストレスに弱く、精神的・身体的に過度なストレスを感じると指令がうまく出せなくなってしまいます。ストレスを感じたり疲労が蓄積すると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

睡眠不足

不規則な生活や睡眠不足は身体のリズムを乱し、女性ホルモンバランスを崩してしまうことになります。眠り始めてからの3時間は、女性ホルモンの分泌量が増えます。そして時間よりも質のよい睡眠をとることがとても大切になります。

食生活の乱れ

バランスの良い食事は健康のためには必須です。偏食や過度なダイエットで食生活が乱れてしまうと、女性ホルモンバランスが乱れる原因となります。女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボン、ホルモンの分泌を促すビタミンB6を含む食材を始め、納豆やマグロ、かつお、ナッツ類などを積極的に食事に取り入れ、規則正しい時間にバランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

運動不足

運動による心地よい疲労感は、質の良い睡眠を可能にしてくれます。運動不足の場合は、身体自体が疲労を感じないため、質のよい睡眠をとることが難しくなります。その結果、自律神経の働きが低下し、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。また、運動によるストレス発散も、自律神経のバランスを整える手助けになります。

冷え

女性の体は冷えに敏感です。特におなかまわりが冷えると、筋力が低下し、子宮や卵巣への血液循環が滞って様々な婦人科系トラブルを引き起こします。卵巣や子宮がうまく働かなくなってしまい、たとえ脳の視床下部がきちんと働いていたとしても、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

女性ホルモンバランスを整える方法

以上のように日々の生活の中にホルモンバランスが崩れる要因があります。ですのでそれを避けるような生活を送るように心がけてみましょう。

バランスの取れた食事

コンビニやジャンクフードなどの食事は添加物がたくさん入っているため、ホルモンバランスを崩します。特に白砂糖の多量の摂取はイライラしたり、体を冷やしたりと身体的にも精神的にもよくありません。
たんぱく質、ビタミンE、カリウム、コエンザイムQ10、そして女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンをバランス良く毎日の食事に取り入れましょう。偏食やダイエットで乱れた女性ホルモンのバランスを整えることが期待できます。

適度な運動

適度な運動は自律神経を正常に戻し、ホルモンバランスを整えてくれる効果があります。
ウオーキングや軽い水泳などで全身を動かしましょう。
また腹式呼吸もおすすめです。深い呼吸をすることで女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促す効果があります。そうすると脳内物質のセロトニンの分泌が促進されてストレスの軽減にもつながり、生理痛の緩和にも期待できます。

心身の休息

ストレスとホルモンバランスの乱れは密接な関係にあり、相互に作用します。疲れた日はバスタブに遣ってじっくり温まったり、リラックス効果のあるアロマを炊いたり、マッサージやストレッチなどで体全体を丁寧に感じたりして自分を労わってあげましょう。そうすることでこわばっていた心と体も緩んで、自律神経の働きも活動のための交感神経からリラックスモードの副交感神経へと移行されます。この2つのバランスを整えることは、ホルモンバランスの安定につながります。

女性ホルモンサプリとは?

女性ホルモンサプリとは、女性ホルモンをサポートする様々な成分を配合したサプリのことを言います。代表的なものとして大豆イソフラボンやプラセンタ、プエラリアなどが挙げられます。

ただし女性ホルモンサプリメントはあくまでも健康補助食品だということを知っておきましょう。病気や特定の症状を治す働きはありませんが、体調が整いやすくなったり、感情面が安定したり、肌の調子が良くなったりする効果が期待できます。

上記の「女性ホルモンバランスを整える方法」を実践しながら、女性ホルモンサプリメントを上手く食事にプラスして本来の女性ホルモンをサポートしてあげましょう。

女性ホルモンを増やすサプリメント

女性ホルモンを増やしながらホルモンバランスを整えてくれる代表的な女性ホルモンサプリメント成分をご紹介します。

女性ホルモンサプリ

大豆イソフラボン

女性ホルモンのエストロゲンによく似た働きをするのが大豆イソフラボンです。自律神経とホルモンバランスを整えます。女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期障害の症状を緩和する効果や、美肌効果、骨粗しょう症を予防する効果も期待できます。過剰に摂取し過ぎると月経周期や子宮内膜に悪影響を与えてしまうので、必要以上に摂取しないようにしましょう。

プラセンタ

胎盤から細胞分裂を促進する成長因子と豊富な栄養成分を抽出した成分です。
プラセンタには、女性ホルモンを増やす働きはありませんが、ホルモンの分泌を調整する働きがあるので、不足している場合は分泌を促し、過剰になっているときは分泌を抑えます。ホルモンバランスを整えるほか、美肌や美白効果、疲労回復効果も期待できます。

プエラリア

プエラリア(プエラリアミィフィカ)とは、タイやミャンマーに自生するマメ科の植物です。女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。最近ではバストアップサプリの主要成分としても注目されています。バストアップの他、美肌や更年期症状の緩和などの効果が期待できます。
ただし、プエラリアを摂りすぎるとホルモンバランスを崩して体調不良を引き起こす可能性もあるので、摂取量や時期には十分注意しましょう。特に、女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌される黄体期は控えた方が良いでしょう。

ブラックコホシュ

北アメリカ原産のハーブの一種です。ブラックコホシュが女性ホルモンサプリに配合されるのは、イソフラボンの成分を含むためです。イソフラボンは体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることから、月経前症候群や更年期障害の軽減、骨粗しょう症の予防などに効果があります。また、バストアップ効果も期待できるとして、バストアップサプリにもよく用いられています。

ワイルドヤム

メキシコや南米に自生しているヤマイモの一種です。女性ホルモンのプロゲステロンと同様の働きをする作用があるため、シミやしわを予防する美容効果もあるといわれています。またジオスゲニンという成分を豊富に含むのが特徴で、この成分はバストアップにも効果が期待できるとされています。
ただし作用が比較的強いので、ワイルドヤム配合のサプリメントを摂る時は、推奨量を守って摂ることが大切です。

チェストベリー

チェストツリーの実からとれる成分です。チェストツリーには女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌を正常化する働きがあります。そのため、黄体ホルモンの分泌不足による黄体機能不全から来る不妊症、月経不順、PMSの改善に効果が期待できます。

レッドクローバー

ヨーロッパ原産のハーブの一種で赤紫色の花をつけるアカツメクサのことです。女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンが多く含まれており、生理不順やPMS、更年期障害や肌トラブルの改善に効果が期待できます。

マカ

南米ペルーのアンデス山脈に自生する植物の一種です。植物性エストロゲンが含まれているので、女性ホルモンと同じような働きをしてくれます。
滋養強壮や精力増強のほか、更年期障害の症状の改善にも効果が期待できます。

※診療を受ける事により、自身の状態を把握することが大切です。
※エストロゲンと似た働きをする成分については、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮内膜症の人は摂取を避けたほうがよいので注意が必要です。

女性ホルモンが増え過ぎるとどうなるの?

女性らしさをアップさせるために必要不可欠な女性ホルモンですが、増やせばいいというものではないのです。では、女性ホルモンが多量に分泌されるとどうなるのでしょうか?
注意したい症状についてみていきましょう。

生理不順

生理が終わるとエストロゲンの分泌が徐々に増量し始め、その分泌がピークに達すると同時にプロゲステロンの分泌が多くなり始めます。このプロゲステロンの入れ替わり時期にエストロゲンを分泌させてしまうと、生理不順を引き起こし妊娠しにくい身体になったり、ひどくなると排卵ができずに不妊になってしまったりする危険性があります。

子宮内膜増殖症

排卵日までの間、エストロゲンの働きによって子宮内膜が厚くなっていきます。しかしエストロゲンが過剰に分泌されることで子宮内膜が必要以上に増殖してしまうのが子宮内膜増殖症です。生理のときの経血量が多くなる月経過多や、生理とは関係ない時期に出血がある不正出血、無排卵や月経不順などを引き起こします。症状が重くなると受精卵が着床することが難しい着床障害になる可能性があるため注意が必要です。

乳がん・子宮がん

子宮がんはエストロゲンの分泌期間が長かったり、ホルモンバランスが乱れてエストロゲンが必要以上に分泌されることが原因となることが多いです。また、乳がんもエストロゲンの影響を強く受けます。女性ホルモンであるエストロゲンが、乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と結びつくことで、がん細胞が増加、肥大化して発症すると言われています。

女性ホルモンはバランスが保たれている状態が、体を健康に維持し元気に過ごせるポイントとなります。
必要以上にサプリやホルモン剤を利用して増やし過ぎないようにしましょう。

女性ホルモンサプリの注意点

女性ホルモンサプリメントによってエストロゲンの分泌量を増やしたり、働きを活性化したりすることが期待されるものの、あくまでもサプリメントは健康補助食品であることを理解しておく必要があります。サプリで普段の食事で不足しがちな栄養素を補うことには何ら問題はありませんが、複数のサプリを一緒に飲んだり、1日の摂取目安量を守らずに過剰摂取をしてしまうと、体内のホルモンバランスが大幅に乱れる可能性があります。女性ホルモンのバランスを整えるためには、サプリに頼りきるのではなく、何よりも日頃から規則正しい生活(食事・運動・休息)を心がけることが大切です。その上で、使用上の注意を守って正しくサプリメントを服用するようにしましょう。

「女性ホルモンのバランスが良い状態」とは、エストロゲンとプロゲステロンの両方がバランス良く分泌されていている状態です。月経不順が続いたり、体の調子が良くないと感じる際には、自己判断でサプリを摂る前に一度婦人科で相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
女性ホルモンバランスの乱れは女性にとって深刻な問題ですよね。
まずは普段の生活の中でホルモンバランスを整えるよう心がけていきましょう。そして足らないところを女性ホルモンサプリメントで補給していくといったようにサプリを上手に活用して、バランスの取れた健やかな美しい心と体を目指していきましょう。

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